高水準の看護を目指すなら、認定看護師に注目!

日本看護協会が実施する「認定看護師認定審査」に合格した看護師のことを、認定看護師といいます。
そんな認定看護師は、ある特定の分野で熟練した看護技術と専門的な知識を有しているため、医療現場で能力を発揮できると認められた看護師の証といっても過言ではないでしょう。
認定看護師の資格は、あらゆる場で看護を必要とする人に対して、十分な看護が行き渡るよう、看護ケアの広がりと、看護の質の向上を図ることを目的として創設されました。
ですから、認定を受けた看護師は、高い技術と知識、判断能力を以て、水準の高い看護を実践し、ほかの看護師に対する指導や相談活動を行う役割を担っています。

ちなみに、認定看護師が審査によって認定を受けられる分野は21種類ありますが、そのための教育は2026年に終了し、新たな認定教育が始まることになりました。
しかも、特定の認定分野も19種類に変更されています。
とはいえ、認定看護師は、特定の分野が幅広く設定されているため、自分が目指す方向性をきちんと決めておく必要があります。
専攻する分野によって、病気の特徴や患者との接し方は異なるので、いかなる分野においても高い志を持って学ばなければなりません。

しかし、認定看護師になれば、専攻分野のスペシャリストとしての道が開けるので、今まで以上に仕事にやりがいがもてるはずです。
また、給与においても資格手当が加算されますし、看護師の転職市場においてもかなり優遇されるので、向上心の高い看護師は将来の選択肢に加えてみてはいかがでしょう。